The Stranglers

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The RavenThe Raven
ジャンル別 / 音楽
総合おすすめ度:100
評価:100
名盤と思う
この「レイブン」を境にストラングラーズのパンク色は大きく後退していく。
もっとも時代がパンクからニューウェーブの時代に移っていく時期に一致するのだから当然の帰結かもしれない。

むしろストラングラーズはパンクムーブメントからニューウェーブの時代の扉を開いたグループの一つとして捉えなければならないのだろうと思う。

ずいぶん昔、このアルバムを最初に聴いた時「奇妙な曲が多いなあ」と思った。
唯一ノリの良い曲は「ニュークリア・ディバイス」くらい。ただ、この曲もオーストラリア国家で始まって、とても奇妙な終わり方をする。
(このエンディングのベースとドラムは狂っていて大変カッコイイのだが)

「デッド・ロス・アンジェリス」なんて初めは飛ばして聞いていたものだが、今は時々聞きたくなる。
「シャ・シャ・ア・ゴー・ゴー」は当時のホメイニ師をこき下ろした曲だが、子供心に、そんなことして大丈夫か?と心配になった。
ホメイニは死んだが、今も時々聴きたくなる。
「ベア・ケイジ」は大人になった今、どうせ俺達は熊小屋の中、、というフレーズが気になって、やはり時々無性に聴きたくなる。

とても不思議なアルバムである。
評価:100
当時の彼らの集大成的アルバム
初期の彼らと言えば、前作「ブラック&ホワイト」かこれかに分かれるでしょう。前作からオルガンだけでなく、シンセを導入し始め今作では大々的にフィーチュアされるようになりました。思いっきりポップな曲と思いっきり暗い曲との落差が激しいですが、どちらも彼らの持ち味が最大限に生かされている点において、前作と甲乙つけ難いくらいの傑作です。ヒット曲「ダッチェス」など歌詞のドギツさとは相容れないような、メランコリックなメロディとキーボードが最高です。今聴くと、ドラムが完全にディスコビートですね。ジャンのゴリゴリベースはこのアルバムではまだ健在で、3なんてベース2本重ねてます。ライブではヒューもベースを弾いて演奏していたらしいです。(見たかった・・)これほどいかつい曲は他にないと言っていいくらいえげつないベースが聴けます。これ一曲だけでノックアウト間違いなしです。Dead Loss AngelsのLosの綴りなんて彼ららしい猛毒です。ひたすら暗い8もピアノがいい味出してます。全体に明暗のバランスがよく取れているので、一気に聴ける内容となってます。この後、彼らは10をきっかけに宇宙人になってしまいますが、その直前のまだ社会に物申す彼らが健在だった最後の大傑作アルバムがこれです。
評価:100
私のお手本
このアルバムから音楽的な追求を始め、傑作『ラ・フォーリ』へと繋がる彼らの最も豊穣な時代に触れることのできるアルバムです。ドブネズミから死肉をあさるバイキング(ポーの)のカラス、そしてMeninblackへと常に自分達を何かの象徴に託してきた彼らはとてもかっこ良くて私のお手本でした。
彼らによってDoorsも再発見されることになり、Pop Groupの宣伝文句となり、新しい時代を我々に知らされることになったのです。
三島への傾倒からこのアルバムでは『葉隠』について歌った曲や、唯物論を象徴する「メンデルの法則」を歌った曲など多様なのですが、今聞いてみるとどの曲も何故か稚拙に聞こえてしまいます。それでも、やはり繰り返し聞いているこのCDは私にとってはお手本です。
評価:100
飽きのこない愚痴
よろしいなーやっぱこれ。アナログで最初に聴いた時の感激が蘇る。当時も何だか賢い人の愚痴を聴いている様な気がしたもんですが、今もその印象は同じ。でもサウンドはかなりよく整理されてて、これと同時にヒューのソロ、ジャンのソロ、来日とどれも濃い内容に圧倒されたもんです。いや、昔話しはともかく、現在も全く面白く聴ける彼等の初期ー中期の傑作。ここにはヒューがいる、痩せたジャンがいるっ!あの絵がないとストラングラーズじゃないよナア。今もヒューのソロは良いし、よっぽど基本設計がしっかりしてたんでしょうな、このバンドは。バッチリやりたいようにやれてるじゃん。


Black and WhiteBlack and White
ジャンル別 / 音楽
総合おすすめ度:97
評価:100
免許ないけど、ぶっ飛ばしたい。
今も活動する(というかしてしまう・・・)彼らの長すぎる(?)キャリアにおいての、
最初のピークであり、最高傑作と言っても過言ではない3作目。78年リリース。

LPだと、A面がホワイトサイド、B面がブラックサイドと名づけられ、
爽快なまでなスピード感が際立つA、よりへヴィで重量感を感じさせるB、と
いった印象に構成されている。

いずれにせよぐいぐいのリードベースに、弾きまくりのキーボード、気合一発の掛け声のようなコーラス、そして2人の性格の異なるリードヴォーカルが、タイトで攻撃的なヴァース・コーラス・ヴァースのポップソング(異論はあろうが・・・)に乗って、聴くものの気分を無闇と高揚させることは間違いない。

黒づくめの服装にこだわり、社会批判的な歌詞で、「歌う」のではなく「叫ぶ」ことにこだわった、ある意味わかり易いパンクスタイルで疾走した最後のアルバムともいえる。

ある人が当時書いていた、これを聴くと無闇とバイクに乗って爆音立てて暴走したくなると言った意味のことにはいまだ共感できる。
人を凶暴化させると言う意味でもこれぞパンクアルバムなのかもしれない。

評価:80
来る者拒まず、皆なぎ倒す
どういう心境の変化なのか、ずっと聴かずに来たパンク系の音が最近やたらと耳に心地良く思えるようになりました。
全盛期の頃(リアルタイムで経験した時には既にムーヴメントは下火でしたが、、、)には、その喧騒さやガサツさ、意味も無くとんがっている人たちの音(≠音楽)だと生意気にも思っていたのですが、、、
ストラングラーズもパンクというよりポスト・パンクの位置づけなのでしょうが、本作を始めて耳にして、パンクというスタイルが日本人に対して最も分かり易く演じられているのかも知れないと思いました。
確かに硬質な音(特にbに顕著)、来る者拒まず、皆なぎ倒す的なその勢い。彼等の代表作であるのもうなづけます。
彼らが、変にガナリ立てて雑音に近い音を出して"パンク"と目される類の代物とは全く異なる、という事がよく判りました(^^;
ボーナストラックの[14]はB.バカラック作品ですが、何とも巧いアレンジで60sニューロック風の匂いを出している辺りに技ありの感があります。
評価:100
初期パンクムーブメントの最高の結実
ストラングラーズの名盤が紙ジャケ盤で甦る。。これは大変嬉しいことである。

この「ブラック・アンド・ホワイト」を始めて聴いた時の衝撃は今でもはっきりと覚えている。

私見では、初期のパンクムーブメントはストラングラーズのこの「ブラック・アンド・ホワイト」で一つの結実をみたと考えている。

このアルバム全般に及ぶ暴力的ともいってよいサウンドはまさしくパンクである。
だが、聞き込んでみると、彼らはここで様々な実験的ともいえるような試みを加えており、極めて知性的なサウンドでもある。

このアルバムの凄まじいまでの迫力は暴力・狂気と理性・知性の強烈なぶつかり合いから生じるものだと考えられる。

初期パンクムーブメントは衝動の産物であったとすると、それを理性で御して次のステップに進む作業が必要であった。

その作業を担ったのがこの「ブラック・アンド・ホワイト」であると考えている。

このアルバムは初期パンクムーブメントの結実、総括という意味合いのある非常にエポックメーキングなアルバムである。

これまでピストルズやダムドしか聴いていないという若い諸君には、ぜひ聴いてもらいたい一枚であると思っている。
評価:100
血なまぐさい
四大パンク・バンドの中でも、
ダーティーさと血なまぐささで、他を
圧倒してたのが、ストラングラーズ。
それだけではなくよく語られるように
ドアーズのレイ・マンザレクを
髣髴とさせるキーボードの音色と音楽は、個性的で
それを形成しているメンバー
熊のようなジェット・ブラックのタイトで重量感あふれる
ドラミングに、暴れん坊ジャン・ジャック・バーネルの
猪突猛進リード・ベースと凶暴なヴォーカル、
もうひとりのフロントマンであり、
リード・ヴォーカルを務めるヒュー・コーンウェル
の疲れたインテリといった風貌と声から発せられる
ダークなイメージは唯一無比孤高の存在感を
醸し出している。
彼らの初期3枚のアルバムはどれから聞いても素晴らしい。


Rattus NorvegicusRattus Norvegicus
80s / ロック
総合おすすめ度:97
評価:100
唸るベース
5大パンクバンドの中では、Damnedと並んで異色だったstranglers。
この1stは77年のパンク全盛期に発表された作品であるが、音的にはpunkと言うよりもNew Waveな感じである。
New Wave臭さを漂わせるキーボードに、j.j.バーネルによるゴリゴリのベース。そして、ジャキジャキとしたギターと渋いヴォーカルで曲にキレを持たせるコンウェル。
アルバムを通して伝わってくるどこか怪しげでいて、狂暴な音にKOされた方は多いはず。
この作品はパンク好きのみならず、New Wave好きの方にもお勧めしたい。
特にPublic Image LtdのMetal Boxでのベース音などにビクッ!!!!!
と反応した方には特にお勧めな作品だ。
評価:100
毒のかたまり
デビュー当時はピストルズ、ダムド、クラッシュ、ジャムと共に5大パンクバンドなんて呼ばれてましたが、音楽的には一番レベルが高かったと思います。リーダーのヒューコーンウェルは'50年生まれですからこの時既に27歳。ドラムのジェットブラックにいたってはこの時なんと40歳だったそうです。つまり'60年代後半から既にバンド活動を始めており、ヒューはあのフェアポートのリチャードトンプソンとバンドを組んでいたこともあるそうです。考えればたったの一つ違いだったんですね。デビューアルバムにしてこの完成度も頷けます。純粋なパンクナンバーだと言えるのは3くらいでしょう。残りは、よく引き合いに出されるドアーズや、'60年代米ガレージパンク、シーズやブルースマグースなどの影響さえ感じさせます。全曲聴きごたえのあるナンバーばかりで、しかも結構キャッチーなメロディだったりするところが、彼らの只者ではない才能の表れだと思います。本編最後の「ダウンインザスーワー」など毒と美が同居した彼らの持ち味が最大に発揮された曲。後半インストでのキーボードの美しいメロディライン、そしてその最後、下水の流れる音で終わるあたり、誰かの曲ではありませんが、ドブネズミのように美しいです。
評価:100
ロックシーンへ殴りこんだ扇動者たち
 ストラングラーズのデビュー作。キーボードを特徴としているためドア ーズが引き合いに出されたが、実際のところ、ベースレスであったドアーズと強烈なベース音を持った彼らは異質な印象の方が強い。C.スクワイアの音にも似た、高音が強調された極めて攻撃な音は空手家でもあるJ.J.バーネルその人を投影したかのようである。独学で奏法を学んだベーシストにはミック・カーンやジャー・ウォブルなど非常に個性的な人が多いが、彼もその代表的な一人と言ってよいだろう。

 「リードベース」が突き上げ続ける演奏に、暴力、非情、侮辱、挑発する歌詞が乗っかる1、2、3など扇動的な曲のほか、CMでも使われたキャッチーかつエロチックな6、メラコンリックな演奏が聴ける4などが収録されている。驚くべきは"Down in the Sewer"で、プログレも真っ青の演奏を披露している。効果音、劇的な展開、空想的な”イカレタ”歌詞等々、他のパンク連中とは一線を画する楽曲をデビュー作で仕上げてくるあたり、只者ではないと感じたものだった。押し捲るベースのアタック音と明るいキーボードの調子が絶妙な相性を見せる後半のインストが抜群にいい。日頃頭にくることが多い人は即買いの一枚だ。大音量で聴けばきっと怒りも発散できるはずだ(か?)。
評価:80
クールなのに熱い独得のサウンドはファーストから健在
『夜獣の館』というものすごい邦題がついていたストラングラーズのファースト、1977年作。彼らの曲造りのうまさとキーボードのサウンドが好きで、80年当初はXTCなんかと一緒によく聴いていたバンドのひとつでした。クールなのに熱いその独得のサウンド。今聴いても全然古さを感じさせません。特にこの1stは発表当初からドアーズとの類似性を言われてきたけれど、確かにそんな一面も見え隠れします。とにかくカッコいい。2nd(No More Heroes)と3rd(Black And White)も合わせて必聴盤。


No More HeroesNo More Heroes
80s / ロック
総合おすすめ度:91
評価:100
ジャンジャックのベースとジェットのドラミング
「ノーモアヒーローズ」は今もパンクムーブメントを代表する曲として、その類のオムニバス盤には必ず収録されているナンバーである。

この曲での聴きどころはヒューのギターソロとデイブのキーボードソロの部分だろうか。
実際、二人ともとても特徴的なフレーズのソロを弾きまくる。
そしてもうひとつ、後ろでバスドラを打ちまくっているジェットのドラミングだ。
これは何度も聴いているうちの病みつきになる。

ストラングラーズの特徴として、ジャン・ジャックのベースが有名だが、それに負けないジェットのドラミングがあるからこそ、彼のアグレッシブベースも光るのだ。

歌詞にも、サンチョ・パンザやら炎上するローマやらが登場し、彼らはインテリなんだなあと感じる。

他にも「ビッチング」、「サムシング・ベター・チェンジ」、「バーニング・アップ・タイム」やボーナストラックの「ストレイトン・アウト」など佳曲が続く。

特に「ストレイトン・アウト」でのジャン・ジャックのベースは非常にカッコいい。
評価:80
二作目のビッグショット
矢継ぎ早にチャートへ送り込んだキャッチーなSomething Better Changeやショットガンベースの炸裂する出だしが印象的なNo More Heroesに象徴的な通り、二人のシンガーの特徴を生かした配曲が絶妙なセカンドアルバム。ベースの正拳突きに打ちのめされるオープニング曲から長い最終曲へ展開する構成の類似性により1stを踏襲した印象があって衝撃は幾分減ったが、今聴くと彼らがブリティッシュパンクムーブメントに括られるのを嫌がった真意がよくわかる作品でもある。キーボードの音色とフレーズ、硬度の高いベース音が聴けるTrack4の後半などはほとんどYesの曲と間違えそうになるくらいだし、バブルガムロックの雰囲気があるTrack5の遊びは攻撃的に思われがちな「パンク」とは一線を画するものだった。

ポップなキーボードと「暴力的」なリードベースの対照的な音がボーカルの後ろでせめぎあい、吐き出される歌詞を乗せて曲が展開される方法論は、最初の2枚のアルバムで一先ず完成され今でもその個性は強烈だ。1stがベストだとは思うが、むしろ一般的にはロックらしい強いメッセージが込められたビッグヒット2曲を含むこの作品の方が有名かもしれない。
評価:100
一時代の最高傑作!
彼らが果たしてパンクに属するのかどうか分かりませんが、Tシャツに革ジャンをまとったその姿は本当にカッコ良かった。SexPistolsとは一線を画しキーボードのメロディーラインをはじめとする演奏はなかなかのものでした。共産主義者のフランス人やアイスキャンディー屋台のオヤジやスウェーデン語のお医者さんなど、その知的ないわれも好きでした。Pop Groupのプロヂューサーを願い出たり(もちろん断れますが)、キャプテンビーフハートとアルバムを作ったり、三島に傾倒してスロッビンググリッスル張りのソロアルバムを作ったりと、もしかしたら彼らはNew Waveの先駆者だったのかもしれません。そんな彼らの2作目はストレートに"No More Heroes"と叫びます。


BBC Sessions: Live at Hammersmith Odeon 81BBC Sessions: Live at Hammersmith Odeon 81
80s / ロック
総合おすすめ度:100
評価:100
貴重なトラック目白押し、真のストラングラーズファン必携の一枚
1981年、La Falie 発表直後と思われる時期のライブ。このアルバムの魅力は何といってもその選曲にある。人気の高い初期X certやヒュー在籍の後期にあたるAll Live…の間に位置し、Raven, Maninblack や La Folie で、めったにライブバージョンを聴くことのできなかった楽曲が生き生きと蘇ってくる。この作品でなければ聴くことのできない楽曲が13曲中9曲を占めている! 
録音はなかなか良く、演奏は肩の力がぬけ、独創性と疾走感が同居した、まさにこの時期のストラングラーズをそのまま映し出したようだ。ロックバンドとして成熟へ向かっていく過程を確認することができ非常に興味深い。
ストラングラーズのライブは、映像作品も含め多くを聴いているが、出来の悪い作品も少なくない。そんななか、これは「最高」の部類に入っている。
評価:100
BBC Live ストラングラーズのアダルト・コンテポラリー・パンク
 1981年、ヒュー・コーンウェル在籍時の晩期ストラングラーズBBC Live!パンク草創期の毒は影を潜めたが、大人の味を出している。確かなテクニックに裏付けられた、生き残りの術。

 当時、初期派の私は、ストラングラーズの豹変に憂いを感じた一人であるが、このアルバムを20年後の今聴いても新鮮に感じ又違った魅力を再認識した。過激な初期派も音の魔術に驚愕するに違いない。

評価:100
BBC セッション、ストラングラーズ
初期の過激さを内に秘めた、大人の世界が繰り広げられる。20年前の知らざれる音。感激しました。


La FolieLa Folie
ジャンル別 / 音楽
総合おすすめ度:90
評価:100
耽美な世界
収録されている「ゴールデン・ブラウン」は全英2位を記録したヒット曲である。

この「ラ・フォリー」の発売のころ、ストラングラーズの日本での人気はかげりが見え始めていたが、イギリス本国ではむしろ不動の人気を築き始めていた。

もっとも「ゴールデン・ブラウン」は日本でもヒットし、よくラジオでも流されていた。

ゴールデン・ブラウンとは大麻樹脂を意味する隠語らしい。
ストラングラーズらしい、曲名である。

他の曲も耽美な雰囲気に浸れる佳曲そろいで、このアルバム一枚を聴き終えると妙な安堵感のようなものを感じる。
精神安定作用のあるような、不思議なアルバムである。

ストラングラーズのアルバムはそれぞれが独特の世界を構築していて、マンネリズムとは無縁の感があるのだが、この「ラ・フォリー」も唯一無二の世界を構築している一枚である。
評価:80
golden brownは必聴!
このアルバムに収録されている「golden brownは」ストラングラーズの曲の中でも名曲中の名曲であると思います。
「スナッチ」のサウンドトラックにも使用されており、映画と併せて聴くと、さらに良しです。


Live (X Cert)Live (X Cert)
ジャンル別 / 音楽
総合おすすめ度:100
評価:100
パンクムーブメント全盛期のライブアルバム
この「Xサーツ」はパンクムーブメント全盛の頃ののストラングラーズのライブアルバムである。
パンクムーブメントの頃の熱気をリアルに伝えている一枚であるといえる。

当時の雰囲気にふれてみたいと考えている若いファンの方がいたならば是非聴いてみたらよいと思う。

ストラングラーズはジャムと共にパンクバンドの中では演奏能力の高いバンドであったが、このライブ・アルバムを聞いてもそのことは実感できる。

ジャン・ジャックのベース、ヒューのギター、デイブのキーボード、ジェットのドラムスはそれぞれの楽器のプレーヤーとして独特の演奏スタイルを確立している人達であるが、このアルバムではその一端も堪能することができる。
評価:100
4枚目
のっけから凄い。土方のおっさんの様な雄叫びから、スタジオ録音よりも速く荒々しい「GRIP」、キーボードなんて指がつりそう。ほとんどがスタジオ版より断然格好良い。「Burning Up Time」なんてもう・・・、とにかく何たるエナジー。日付けも違う、数箇所のライヴをまとめたものだが、違和感無く聴ける。ボーナストラックとして、V.A.、フリーシングル等からのレアなライヴも7曲収録されてる。リマスターの表記は無いが、それなりにリフレッシュされた音質だと思う(もう少しパンチが欲しい気もするかな)。


Black and White/Rattus NorvegicusBlack and White/Rattus Norvegicus
80s / ロック
総合おすすめ度:50
評価:20
CCCDです
EMIからリリースされているカップリングCDのシリーズはCCCDですので、安くても要注意。MDへのコピーも出来ません。
評価:80
唸るベース
待ちに待った編集盤の登場だ。ストラングラーズのファーストとサードアルバムがそれぞれボーナストラック入りで2枚組なのだ。つい最近(去年)ファーストもサードもボーナス増やして輸入盤と国内盤で出たばかりだったのに、これは2つまとめて約1枚分の値段なのだ。どちらか1枚購入するよりこっちの方が絶対お得に決まっている。何故ファーストとサードなのか不明だが、まあいいや。
音の方は全盛期の彼らでパンクとかいう次元を超え、ブンブンうなってます(特にベース)。


Aural SculptureAural Sculpture
80s / ロック
総合おすすめ度:100
評価:100
NO MERCY!ストラングラーズのニヒリズムはここに極まる。
NO MERCY。世の中とは無慈悲なものである、愛も無慈悲、、、結局人生とは無慈悲なものである。。。

WATCH OUT SKIN DEEP。うわつらにだまされるな。本質を見抜け。

LET ME DOWN EASY。楽にさせてくれ。。。

分厚く軽快な音に乗せて、苦しくなるような歌詞が続く。

ストラングラーズの、あるいはヒュー・コーンウェルのニヒリズムはここに極まった感がある。

ホーンセクションの導入など、これまでのストラングラーズになかったことを試みているが、違和感はない。「レイブン」以降顕著になっていったストラングラーズの精神世界の探求の試みはこの「オーラル・スカルプチャー」においても変わるところはない。ホーンセクションの導入も彼らにとっては単なる表現法の拡大に他ならない。

「オーラル・スカルプチャー」もまた、ストラングラーズのほかの諸作品同様極めてオリジナリティーの高い作品であることは、今聴きなおしてみるとはっきりと分かる。

ストラングラーズを知ることができ、その深遠な世界に多少なりとも接することのできた自分を幸せに思う。すぐれた文学や哲学と同じようにストラングラーズは人生について教えてくれる。それもロック、ポップスという分かりやすい平易な方法を用いて語りかけるように説いてくれるのである。



The MeninblackThe Meninblack
ジャンル別 / 音楽
総合おすすめ度:100
評価:100
ストラングラーズの最高傑作

好みにもよるだろうが、ストラングラーズの最高傑作とする人も多い。
また、ヒュー・コーンウェルも自著の中でそのように書いている。

「ワルツ・イン・ブラック」は不気味で美しく、神々しいような迫力を宿した曲である。
この曲で始まるコンセプト・アルバム。

かなり実験的な曲も多いが、聴きづらいというものではない。

名曲「スローン・アウェイ」収録。
大ヒットした曲ではなかったが、飽きることなく聴きつがれ、今ではストラングラーズの中でももっとも人気の高い曲の一つだろう。
刹那的な歌詞と恬淡としたメロディーが魅力的である。


FelineFeline
80s / ロック
総合おすすめ度:100
評価:100
真夏の夜の夢
ヒュー在籍時のベストなアルバムではないでしょうか。前作「La folie」と並ぶ名盤だと思います。個人的にはロマンティックだけど、どこか悲哀を感じさせる永遠の名曲(1)と静かにパワフルな(3)がベストトラックですね。以前、TVでこの時期のライブを放送していて、そのバランスのとれた演奏にジャン・ジャック・バーネルの弾けたベースに大喜びしたものです....。やはり、このメンバーの頃がいいですね。名盤です...。


1010
80s / ロック
総合おすすめ度:80
評価:80
60年代の夏が詰まったアルバム
実はストラングラーズはあまり聴かないグループなのですが、このアルバムだけは別格。夏っぽい明るい曲と同じく夏っぽい猛暑のけだるさのような脱力感の伴った曲で統一された、おそらくストラングラーズらしからぬアルバムです。西海岸風のとにかく明るいポップな曲にチープなオルガンやJ.J.のブチブチ唸るビースが絡み最高の一言です。唯一のカヴァー、96 Tears はアルパムを象徴する一曲。60年代の夏が詰まっています。


The Collection 1977-1982The Collection 1977-1982
80s / ロック
総合おすすめ度:100
評価:100
この一枚を
STRANGLERSってパンクとして紹介される事が多いが、大好きな私にとってあまり歓迎できない。世の中には、パンクって事だけで「聞く耳持たない」って人もいるだろうし、また、パンクが好きで聴いてみたけど、他のバンドとはあまりにも異質で「何これ?」と思う人もいるんじゃないかな。
これってSTRANGLERSにとっては何か損だと思う。

こういう音で、こんなファッションで・・・などと決められたものが、パンクとはいえないし、パンクってもっと自由なものだと思う。
先入観を捨て、一つのロックバンドとして彼らを紹介できないものか。
代表曲を集めたこのアルバムはそんな時にうってつけなんです。



Rare, Live & Unreleased 1974-76Rare, Live & Unreleased 1974-76
80s / ロック
総合おすすめ度:100
評価:100
ブリテッシュパンク
中途半端な構成のアルバムで頭が痛い。おまけにライブ音源は音が悪いぜ。ストラングラーズは『パンク』だったのか??
キーボードなんかは『ドアーズ』していますね。ポップな曲もやっております。よほどの熱心なファンでないとおすすめできませぬ。
10点中4点 


The Hit Men 1977-1991The Hit Men 1977-1991
80s / ロック
総合おすすめ度:100
評価:100
ベスト・オブ・ベスト!
ストラングラーズのコンピレーションものは数え切れないほど出回っているが、究極のベスト盤といえばこの二枚組。英国の音楽シーンの異端児としてしたたかに生き延びてきた彼等の全盛期がダイジェスト版で楽しめる。一連のヒット・シングル以外にも「Hanging Around」、「Toiler on the Sea」や「The Raven」等の代表曲が収められているのが嬉しい。初心者にも自信を持ってオススメできるアルバムだ。
77年のデビューから90年にヒュー・コーンウェルが脱退するまでの13年間は通常EMI時代(77\x{ff5e}82)とEPIC時代(82\x{ff5e}90)に区切られるが、音楽的にはDisc 1 \x{246e}までが初期、Disc 2 \x{246a}までが中期、それ以降が後期という風に分けられるだろう。最もインパクトが強いのは初期の曲で、攻撃的な「重戦車サウンド」を繰り広げつつも、しっかりしたメロディー・ラインや計算されたアレンジを聴かせるあたり、かなりの音楽性を感じさせる。「A級ドラッグ」にどっぷり浸かっていたという中期は、彼等が最もクリエイティヴだった時期で、どのアルバムも実験性に富んだ野心作。トニー・ヴィスコンティの起用により、「Golden Brown」や「Strange Little Girl」の大ヒットも生まれている。後期の作品はすっかりベテランとしての余裕を感じさせるものだが、中心メンバーのヒューとJ.J.の対立によってバンドの一体感は失われ、徐々に崩壊へと進んでいってしまう。その後、ヒューはソロに転向し、バンドもJ.J.を中心に新メンバーと活動を続けているが、残念ながらどちらも以前ほど高い水準の作品は生み出せていない。
このベスト盤で聴けるストラングラーズの名曲の数々は決して色褪せていないし、彼等の功績はもっと高く評価されるべきだろう。必聴盤!


Apollo RevisitedApollo Revisited
80s / ロック
総合おすすめ度:100
評価:100
転換期のライブです。
音質、ミキシング等イマイチなんで正規販売されなっかったものと思いますが、これぞストラングラーズのベストライブ。同じ時期のライブでハマースミスのものが出ていますが、こっちのほうがノリがいいです。観客の声援に答えライブバンド=ストラングラーズ魂全開です。


Rare Live & Unreleased 1974-76Rare Live & Unreleased 1974-76
80s / ロック
総合おすすめ度:100
評価:100
ブリテッシュパンク
中途半端な構成のアルバムで頭が痛い。おまけにライブ音源は音が悪いぜ。ストラングラーズは『パンク』だったのか??
キーボードなんかは『ドアーズ』していますね。ポップな曲もやっております。よほどの熱心なファンでないとおすすめできませぬ。
10点中4点 


Hits and HeroesHits and Heroes
80s / ロック
総合おすすめ度:80
評価:80
謎多きバンド
このバンドはベスト盤なんか聴くと「あぁポップだなー」と思うんですけど、なにか得体の知れない「ひっかかり」があるポップで、自分の知る限りでは他に似たような存在が出てこないのです。そんな特殊なバンドだとは思っていなかったところへ、じゃあ他にこんな感じのバンドあったか?と言われると言葉に詰まってしまう....ような。

ひょいとした拍子に、何度彼らのカッコ良さを再認識させられたことか。最近では、CMに "peaches" が使われてましたが、凄くハッとさせられました。それまであの曲はそんなに好きでもなかったのですが...

という彼らの曲を味わうには、ワタシはベスト盤をお勧めします。一昔前は



Suite XVISuite XVI
ジャンル別 / 音楽
総合おすすめ度:100
評価:100
忘れた頃に帰ってきて…懐かしさと変わらなさに感涙。
何故、国内盤が出ないのかがわからない。天下のEMIなのに。
30周年アニバーサリーだったことも
この盤がリリースされてたことも
たまたまAmazonで見つけなければ
無縁のままだったと、思います。

多感な頃をThe Stranglersと過ごした
40代前後のリスナーやバンド・マンが
この新作を聴いたらどう思うか…。

ジャケのトレード・マークを見てください。
「ネズミ」です。
メンバーは四人になってます。
申し訳ありませんがヒューは未だにいません。
前作から参加したギター・プレイヤーが
ギターとボーカルを担当して欠けたパズルを
しっかりと埋めています。
ちなみにヒューは一人でアニバーサリーを
祝って(?)いるのか同時期にライブ盤を
リリースして大半ストラングラーズ時代の
名曲を歌ってました。

楽しみがなくなるといけません。
あえてそんなに語りません。
ただこの作品で聴ける音は尖がっています。
かってJ.J.B.のベースに打ちのめされたことのある
輩は4曲目を聴いて悶死するでしょう。
全体的に70年代の音色が見事に帰ってきてます。

パンク好きならこれは今年最大の問題作です。
ライターの増井修氏はこれ聴いたらまた
バイクで暴走したくなるような衝動に駆られるか!?
ちょっと興味あります。


Greatest Hits 1977-1990Greatest Hits 1977-1990
ジャンル別 / 音楽


All Live and All of the NightAll Live and All of the Night
80s / ロック


The Stranglers AnthologyThe Stranglers Anthology
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Laid BlackLaid Black
80s / ロック


The CollectionThe Collection
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DreamtimeDreamtime
80s / ロック


The UA Singles '77-'79The UA Singles '77-'79
80s / ロック


Coast to CoastCoast to Coast
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オール・ライヴオール・ライヴ
(The Stranglers/ザ・ストラングラーズ) ジャンル別 / 音楽


Clubbed to Death: Greatest Hits RemixedClubbed to Death: Greatest Hits Remixed
80s / ロック


Radio OneRadio One
80s / ロック


About TimeAbout Time
80s / ロック


Stranglers in the NightStranglers in the Night
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The SessionsThe Sessions
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Stranglers IVStranglers IV
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In Heaven She WalksIn Heaven She Walks
80s / ロック


Sweet Smell of SuccessSweet Smell of Success
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Written in RedWritten in Red
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From Birth and BeyondFrom Birth and Beyond
80s / ロック


Access All AreasAccess All Areas
80s / ロック


The Very Best Stranglers Album EverThe Very Best Stranglers Album Ever
80s / ロック


Best of the Epic YearsBest of the Epic Years
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Hits CollectionHits Collection
80s / ロック


Long Black VeilLong Black Veil
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