評価:100 | 有終の二作目 | Splitsvilleのヒューズマン兄弟が在籍していたバンドがこのThe Greenberry Woods(以下GW)。今作は二枚目にして彼等のラストアルバムでもあります。ラストトラックに"Final Song"という曲を持ってくるあたりに、これが最終作だとほのめかしているようにも思えます。 SplitsvilleとこのGWとのサウンド的違いを端的に述べさせていただくとするなら、GWの方がノスタルジックで切なく優しげなメロディであって、バンドであることを強調したサウンド作りでむしろパワーポップ色が強いのはSplitsvilleの方でしょう。私自身の単純に曲の好みはGWですね。 さて、GWの二つの作品でいうと、私はぶっちゃけ1stの"Rapple Dapple"のが気に入ってるのですが、それは作品としての流れやまとまりが1stの方がしっかりしてると感じるからです。しかし、シングルカットできる曲が多いのは断然この2ndの方だといえるのではないでしょうか。それは以前に増して力強さと疾走感が加わった曲が増えたからそう思うのです。とりわけTr.1やTr.3はほんと強力です!その反面、曲数が18曲と多いせいもあるかもしれませんが、それらの曲と他の曲との差がはっきり分かってしまうのです。そうはいっても、やはり前述の"Final Song"やTr.7あたりのミディアム\x{ff5e}スローナンバーにおいてもいい曲は目立つので、総じていえば、優劣の差なんかほんのちょっとで結局どちらも素晴らしいと言うほかないのであります。 |
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