Matching Mole

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Matching MoleMatching Mole
プログレッシヴロック / ロック
総合おすすめ度:80
評価:60
昔聞いた曲がやっと見つかりました
もう25年以上も前にFM局で聴き、探しても見つからなかったレコードが、今になってサイトで簡単に見つかるなんて!しかも、CDになっていた。このころのミュージッシャンたちも、すでに「おじさん」というよりは「おじいさん」たちになっており、もう今演奏しても、このようにはなりません。つくづく昔作ったものが残るというのは貴重ですね。
評価:100
Robert Wyattのしなやかな別の機械
Soft Machine (SM) で4枚のアルバムを創った後脱退した Roebert Wyatt が1971年に結成した Matchig Mole (MM) の1枚目のアルバム。

当時の Melody Maker の記事では、大成功した SM 米国ツアーの最中に Wyatt と他のメンバとの音楽の方向性の差異が顕著になったことが SM 脱退、MM 結成の原因とされているが、これは、SM の2枚目迄は数多かった Wyatt の曲が3枚目では1曲、4枚目では皆無となり、Rutledge と Hopper の曲ばかりになっていることでも裏付けられる。

MM と SM の音楽を所謂 Jazz Rock という便利な言葉でひと括りにするならば、Jazz:Rock 比は、SM では 8:2、MM では 7:3 という感じ、この微妙な差こそが MM と SM を区別するもので、Rock の人 Wyatt には極めて重要な異なりだったのだろう。実際、SMの0枚目のアルバム、SM脱退前に盟友 Kevin Ayersのバンドに参加したこと、さらに、MM 後の活動からも Wyatt の Rock 指向は明白である。

このアルバムはまさにその彼の Jazz をやりたい欲求と、Rock人の血が極めて微妙に化合されている大傑作。特に1曲目の O Caroline は MM の音楽指向性を manifest している意味でも特筆すべき楽曲。

Wyatt の手になるこの繊細な化学反応の産物が、不幸な事故の為、あと1枚のMMのアルバムでしか聴けないのは全く残念であるが、Rock 人としての彼と同時代に生きていられることをむしろ至高の歓びと感じなくてはならないのだろう。



Little Red RecordLittle Red Record
プログレッシヴロック / ロック
総合おすすめ度:100
評価:100
Wyatt × Fripp の怖いまでの緊張に満ちたマスターピース
中華人民共和国が台湾解放を訴える絵葉書をモチーフとしたそのジャケットがまずもって人の眼をひくこの Matching Mole の2枚目にして最後のアルバムは、Rock の人 Robert Wyatt の Jazz 演奏への欲望の高度の昂ぶりを、奇妙な緊張感を与えるプロデューサー Robert Fripp、そして、ゲストの Brian Eno が Wyatt の欲望を巧みに制御し、1作目に続き、またもや、素晴らしい化学反応による音楽化合物を創出、特に Wyatt の極めて巧妙なドラミングは驚異的、集中して聴くと戦慄を覚える程、しかしながら、バンドとしての総合的技量やバランスも極めて見事で、Rock の人 Wyatt の Jazz 欲が見事な迄に奇妙な果実として結した傑出の作品集。


Smoke SignalsSmoke Signals
プログレッシヴロック / ロック
総合おすすめ度:80
評価:80
貴重なLive音源だが
R.WyattがSoftMachineをクビになって結成したMatchingMoleのLive音源。2ndアルバムの曲ばかりでWyatt自身の曲は無い。貴重な音源ではあるが2ndアルバムの雰囲気から大きくは違わず、びっくりする事は無い。ジャケットの出来など悪くない。ファンには良いかも。


BBC Radio 1 Live in ConcertBBC Radio 1 Live in Concert
プログレッシヴロック / ロック


MarchMarch
プログレッシヴロック / ロック

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